彩りの世界の中で

エッセイ風に描く日常の風景

西新井大師 ep03

護摩ご祈祷の時間が迫り、大本堂の右側より、中に入る。
そこは、金色の世界だった。
とても煌びやかで神々しい空間だった。
中央の御本尊様の左右にも菩薩様が祀られていた。
私は一番前の列の中央に座った。
目の前に広がる金色の世界に私は圧倒された。
一緒にご祈祷を受ける人数はざっと見て30人くらいいたような気がする。
しばらく待っていると、一人の僧侶が出てきて、説明をしてくれる。
法衣の色が綺麗な緑だった。今まで、実家のある田舎の小さなお寺のお坊さんしか見たことなかった私は、その綺麗な法衣の色に驚いた。
そして、説明が終わると、下がって行った。
そして、間も無くして、ご祈祷が始まった。
10人ほどの緑色の法衣を纏った僧侶が御本尊様の周りを囲む。
最後に朱色の法衣を纏った僧侶が中央に座った。
そして、ご祈祷が始まる。
護摩の炎が天井高くまで上がる。
僧侶が唱える。
目を瞑って心静かに、ただ、静かに。
その空間は、確実に次元を超えていたように思えた。
宇宙につながる感覚を初めて感じた。
綺麗なオレンジの炎が、ただ静かに。

ご祈祷が終わると、名前を呼ばれて、お札を頂ける。
初めての本格的な厄除けは、ここ、西新井大師にしてよかったと思う。
また来年も来よう。

大本堂を後にし、今度は階段を左手側に行って見ることにした。
奥の方にお稲荷様が祀ってあった。出世稲荷だ。
赤い旗が並び、その先に小さな祠がある。
こちらもとても御利益ありそうな雰囲気だった。

お稲荷様を後にして、今日の目的は達成。
とても充実した休日を過ごせた。
また来よう。
そう思って、私は西新井大師を出た。